被毛と水

蒸留水発生装置から不純物0の蒸留水を飲んだことが
あります。
おいしくない!というよりまずい水になります。

水の硬度はドイツ硬度やアメリカ硬度、フランス硬度など国により違います。
日本では水の中にカルシュウムがどのぐらい含まれるかによって表します。
日本は水に恵まれ軟水がほとんどで、山梨県白州町の日本で一番売れて
いるミネラルウオーターは硬度60と言われ飲むと甘い味がします。反面、
石灰岩(鍾乳洞の水や沖縄のサンゴの水)は硬水で硬度が120ぐらいと
言われています。ウイスキーの水割や渋茶、豆は煮崩れせず、筋肉の煮込
みには硬水が良いと言われています。欧米の水は一般的に硬水が多いよう
です。

超軟水            軟水            やや軟水
0〜40           40〜80         80〜120 

やや硬水            硬水             超硬水
120〜180         180〜300           300以上

水の硬度によるシャンプー剤の影響
被毛を硬度の高い水で洗うとあわ立ちが悪く汚れも落ちにくくなります。
欧州やアメリカの水は鉱物質の含有が高く、エビアン(仏)は291、コント
レックス(仏)1551、クールマイヨール(伊)1612なども日本で発売されて
います。
硬度の高い国の水は泡立ちが悪く金属封鎖剤や発泡剤の添加が必要不可
欠になります。たとえば海水には金属が多く海水で洗うとヨーグルト状になり
ます。
軟水で洗うとあわ立ちがよく被毛の汚れもよく落ちます。軟水でシャンプーし
た日本の犬達は余分に添加基材を使用せず、皮膚トラブルにならなくても
良いかもしれません。基材メーカーから軟水発生装置が発売されており、
一部のサロンではシャンプー専用水として使用されています。

被毛に深みを出すには
川遊びをして川底にある、赤い小石や黒い小石を拾った人には分かると思
いますが川の中にあるときは赤くきれいな小石が乾燥させると赤みが出ない?
経験した人がいるかも知れません。屈折率によるものと、水分の影響が多
大なのです。ゲルミノは展覧会で被毛の白黒や赤がはっきりするシャンプー
だなどと言われます。被毛の3要素、アミノ酸、pH、特にモイスチュアーなの
です。

犬の被毛は水分が少ない
犬の被毛は人間の頭髪より水分が少ない。被毛に深み感が目視できるのは水分の影響が大きいのです。被毛内部に水分を保持出来る基材は様々ですがゲルミノの保持期間を実感して頂きたいと思います。        

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資料提供はゲルミノのご好意です